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会社の将来の担い手として外国人材を積極活用

冨士商事株式会社(ホテルサンハトヤ) (静岡県伊東市)

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  • 活躍・育成

外国人材の採用・活用状況

ポストコロナを見据えた採用活動の展開

約20年前から外国人材の活用を始めており、現在は6名の外国人材が正社員として在籍している。また、アルバイトとして活躍している外国人材が10名程度いる。
外国人材の採用にあたって、原則、日本人と同じ基準で評価している。また、宿泊客におもてなしを提供することが求められるので、採用の際は語学力よりも人柄を重視している。
コロナ禍で宿泊需要が急激に落ち込んだ。しかし、新型コロナウイルス感染症が沈静化することで宿泊需要が回復すると見込まれてることと、宿泊業の人手不足が深刻化しつつあることから、特定技能外国人を含む外国人材の採用を継続的に行っている。

活躍・育成に向けた取組

生活や仕事におけるきめ細かなサポート

食事付きの従業員寮が完備されていることから、会社が補助する形で希望者に入居させている。
外国人材が活躍しやすいように、OJTで育成するほか、日本語教育や従業員同士の交流などの機会を提供している。また、外国人材が生活や仕事における悩み事について相談できる環境を整備し、きめ細かなサポートを行っている。
言葉や文化の違いを考慮して、上司の要望や指示などが外国人材に伝わるように丁寧にコミュニケーションを取っている。同時に、日本人従業員に対しても外国人材の出身国の文化や慣習に対する理解を深めるための指導を行っている。

取組の効果と今後の展望

インバウンド需要の獲得に寄与

外国人材が活躍していることでインバウンド需要の獲得に寄与している。例えば、海外の旅行代理店が視察に来た際に同国の従業員が在籍していることを伝えたところ、とても良い印象を持ってもらえた。そして結果的にはインバウンド客の誘客につながった。コロナ禍でインバウンド需要が急減したが、外国人材が勤勉に働いているので、今後も彼らの活躍を期待し、業務と生活の両面でサポートしていきたい。

外国人材への理解促進

外国人材の活躍のためには、彼らの文化なども含めた理解が必要である。その結果、日本人も外国人も活躍しやすい社会をつくることが望まれる。外国人材に対する理解を促進するためには、経営層が率先して彼らと会話をする、指導するなど、現場だけに任せない姿勢も必要であると考えている。また、お客様との会話も積極的にしてほしいと考えている。お客様に彼らの文化などを伝えることで会話が広がり、当ホテルの魅力のひとつにもなるものと期待している。

設立年 1947年
従業員数 120名
【うち外国人材:16人】
(2021年2月現在)
【主な国籍】
ベトナム、ネパール、フィリピン、タイ
主な事業内容 ホテル、小売り、不動産業
URL http://www.hatoyagroup.jp/
代表者

代表取締役
原口 茂

施設