現場の実務を通した長期的な外国人材の育成
ホテルウィングインターナショナル横浜関内 (神奈川県横浜市)
- 活躍・育成
外国人材の採用・活用状況
インバウンド増加に対応して外国人材を採用
近年のインバウンド増加に対応し、フロントスタッフとして外国人材の採用を開始した。募集の際、日本人と外国人材を区分してはおらず、一定程度の日本語能力があれば、人柄を重視して国籍を問わず採用している。
コロナ禍で足元においては人材不足の状況は解消されているので、採用を増やす予定はないが、今後需要が回復すれば、特定技能での採用も検討したい。
活躍・育成に向けた取組
現場での実践を通した長期的な外国人材育成
外国人材の育成について、主に現場での実践を通して育成しており、接遇に必要な日本語能力や日本の文化等については、日本人マネージャーの指導の下、長期的な視点で育成に取り組んでいる。
外国人材は日本人スタッフに溶け込んで働いており、清掃業務のスタッフ等も笑顔が素晴らしく真摯な仕事ぶりであるため、一緒に働いている日本人スタッフにとっても勉強になっている。
取組の効果と今後の展望
外国人材によるインバウンド客対応等への期待
ビジネスホテルではあるものの、コロナ前にはインバウンド客が宿泊客数全体の15%程度であり、特にフロント業務では英語が話せるスタッフはいてくれると助かる存在である。コロナ禍の収束後にインバウンド客が再び増加すれば、特に英語が話せる外国人材は活躍の場が増えると思われ、人員が必要になれば国籍を問わず採用を検討したい。
外国人材の採用は店舗ごとに実施しており、横浜関内店では在留資格等の基準は設けていない。特定技能での採用について、横浜関内店でもコロナ後に需要が回復すれば採用を検討したい。また、横浜関内店内のレストランは別会社が運営しているためホテルの従業員の業務にレストランサービスが含まれないが、レストランサービスが業務に含まれる他店舗では、より特定技能外国人との相性が良いと思われる。
日本語での接遇等の能力向上の支援
外国人材について、採用時点で求める日本語能力の最低レベルはN3資格程度で、日本人スタッフとのコミュニケーションができることを求めている。それ以上の日本人客への接遇等に求められる日本語能力の習得は、採用後に長い目で現場での経験・教育を通して育成したい。
設立年 | 2001年 |
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従業員数 |
44名 【うち外国人材:5人】 (2021年2月現在) 【主な国籍】 中国、韓国、キルギス |
主な事業内容 |
・ ホテル・レストランの経営、企画、運営ならびに管理 ・ ホテル・レストランの運営に関するコンサルティング業務 |
URL | http://www.hotelwing.co.jp/yokohama-kannai/ |
代表者 |
代表取締役社長 |
施設 |
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