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まちづくりの一環として外国人材の活用・育成に注力

株式会社湯のまち城崎 (兵庫県豊岡市)

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外国人材の採用・活用状況

インターンシップを契機とした外国人材の受入

  • 外国人材(写真左側)に対するオリエンテーション

城崎温泉の活性化を図る中、旅館業等における人手不足が深刻化することを踏まえ、地域の旅館などと連携し、2017年から海外から観光や日本語を専門とする大学生のインターンシップを受け入れている。受入にあたっては現地の大学を訪問して最終面接を実施している。
インターンシップ修了者の中からこれまで7名の外国人材(内定者も含む)を旅館の正社員として採用している。採用にあたっては国籍に関係なく優秀な人材を確保することに力点を置いている。
コロナ禍の影響で旅館業の先行きが不透明ではあるが、今後も特定技能外国人を含む多様な外国人材を採用したい。

活躍・育成に向けた取組

外国人材の成長につながる周到な支援

  • 外国人材の日本文化体験

外国人材の日本での就労や生活に対する支援の一環として、外国人材との面談を月1回実施している。また、外国人材が生活面の悩みがあったり、旅館との間にトラブルが生じたりした際に、随時相談を受けている。
外国人材の勤務先が住居を提供することが難しい場合、自社で借り上げて外国人材に提供する。
接客業務をはじめ、旅館で求められる仕事内容を一通り経験させるほか、外国語での情報発信にもチャレンジしてもらうことで外国人材のキャリア形成に寄与している。
また、外国人材の成長につながるように日本文化を体験する機会も提供している。

取組の効果と今後の展望

情報発信の効果の向上

地方の中小規模の旅館経営者は自身で多言語対応できない場合が多いため、外国人材がいることでインバウンド客の受入がスムーズにできただけでなく、海外に向けた情報発信の効果も大幅に向上した。

国籍にとらわれない人材育成への注力

国内の観光客だけでなく、インバウンド観光客にも来てほしい観光地を目指すのであれば、人材も多様である必要である。近年では、日本は優秀な人材の確保において他国と厳しい競争に強いられている。外国人材にとっての日本の魅力度が低下する可能性を念頭に置き、人手不足だからという考え方ではなく、グローバル化や、国籍に関係なく人材を育成するといった思いを持って外国人材を受け入れることが重要である。

設立年 2012年
従業員数 2名
(2021年2月現在)
【主な国籍】
インドネシア、ベトナム、台湾、キルギス(紹介した外国人材の国籍)
主な事業内容 外国人材の紹介・育成、地区マーケティング、地区内施設の共同管理等
【外国人材の紹介実績:100名超】
代表者

事務局長
黒田 慎吾