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地域で連携して外国人材の受入れと活用を目指す

株式会社滝の湯ホテル (山形県天童市)

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外国人材の採用・活用状況

インバウンド増加に対応したグローバル化を図る

  • 管理職として奮闘する外国人材(写真奥)と日本人スタッフ

同業者の紹介で2007年から海外の大学からインターンシップを受入れている。これまでに概ね毎年、延べ35人を受入れてきた。インバウンドの増加によるグローバル化を図り、将来的な人材不足に対応するという経営判断に基づいたものだった。
現在では、インターンシップ生だった韓国からの外国人材が総務課主任として業務に従事している。毎年来日するインターンシップ生や、若手の日本人スタッフの頼れる相談役にもなっている。また、外国人材受入れの各種調整や書類作成なども担当し、欠かせない人材として成長している。

活躍・育成に向けた取組

日本人の若手スタッフの業務スキルの向上に寄与

  • インターンシップ生(写真右)を指導する若手日本人スタッフ

受入れたインターンシップ生は、3-5年目程度の若手スタッフとペアで業務に従事してもらっている。フロント業務、レストラン業務、館内での接客業務など、様々な業務に従事していただきながら、日本の文化やマナーも学んで、日本や当地域のファンになってから帰国いただけるように努めている。
若手の日本人スタッフは指導する立場となり、外国人材を丁寧に指導することで自身の業務スキルの向上にもつながっている。また、外国人材の真剣な姿勢に感化され、指導内容の意見交換などコミュニケーションの活性化にもつながり、さらなる成長が期待できる。

取組の効果と今後の展望

将来的な経営基盤強化に向け外国人材を積極受入れ

既に定着している外国人材やインターンシップの受入れによって日本人スタッフの業務スキル強化やコミュニケーション活性にもつながり、外国人材の受入れが将来的な経営基盤の強化につながると考えている。今後は、ミャンマーの外国人材を中心に、「技術・人文・国際業務」の在留資格者を年間1名程度、「特定技能」の在留資格者を年間2名程度の採用を目指し、海外の大学などにも積極的に働きかけをしていきたい。

地域で取組む外国人材の受入れと育成

2017年、天童温泉の旅館7軒で出資して「(株)DMC天童温泉」を設立し、着地型観光商品の造成などを実施している。2019年11月には、近年の外国人材需要を鑑み、登録支援機関としても登録した。人的資源の少ない当地域において、地域の旅館が連携し、特定技能外国人材をはじめとした外国人材の受入れを積極的に進めるとともに、外国人材が働きやすい環境整備を進めていく。

設立年 1958年
従業員数 107名
【うち外国人材:1人】
(2019年12月現在)
【主な国籍】
韓国
※ミャンマー(2020年度より特定技能1名)
主な事業内容 旅館の経営
URL https://www.takinoyu.com/
代表者

代表取締役社長
山口 敦史

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